平松クリニック|名古屋市名東区の内科・消化器内科

内科

内科internal medicine

画像:内科について

風邪症状や頭痛、腹痛などの日常生活でも多くみられる身体の不調から、生活習慣病まで幅広く診察します。
何科にかかれば良いかわからないような場合もお気軽にご相談ください。

内科では特定の臓器だけではなく身体全体や心、生活背景も診ることが必要とされます。
例えば、「動悸がする」という症状の原因は、不整脈、弁膜症といった心疾患だけではなく、貧血、甲状腺機能亢進症、不安・パニック障害といった原因も考えられます。
お話しを聞き、診察をした上で、必要な検査や治療を的確に提案できればと思います。

身体の不調や急な症状

このような症状がある方はご気軽にご相談ください。

  • 発熱
  • 鼻水
  • 咳、痰
  • 息切れ
  • 体のだるさ
  • 食欲不振
  • 頭痛
  • 腹痛
  • 吐き気、嘔吐
  • 便秘
  • 下痢

生活習慣病

個々の患者さまの背景により、リスクは異なります。必ずしもすぐに投薬治療を開始するのではなく、医師と二人三脚で目標値を設定しながら生活習慣の指導を行っていきます。

高血圧

画像:高血圧について

血圧が高い状態が続くことで血管の壁に圧力がかかります。その結果、血管を傷めて次第に血管が硬くなり動脈硬化へつながります。
高血圧は脳卒中、心臓病、腎臓病などのリスクが高くなるため、適切な血圧に管理する必要があります。

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動脈硬化が引き起こす病気

画像:動脈硬化が引き起こす病気

原因

血圧が上がる原因には塩分過多、肥満、飲酒、喫煙などがあります。

血圧の上がる仕組み

画像:血圧の上がる仕組み

治療

高血圧の治療の基本は生活習慣病の是正です。必要に応じて薬物療法も検討していきます。

高血圧で気をつける6つの生活習慣

  1. 食塩は1日6g未満を目標にしましょう。
  2. 野菜を積極的に摂り、コレステロールや脂肪の多い食品は控えましょう。
  3. 肥満にならないようにしましょう。
  4. 毎日30分以上、早歩きなどの有酸素運動を定期的に行いましょう。
  5. アルコール摂取はほどほどにしましょう。
  6. 禁煙をしましょう。

脂質異常症

画像:脂質異常症について

血液中の脂質成分の異常です。
「悪玉」のLDLコレステロールや中性脂肪が過剰に増えた、または「善玉」のHDLコレステロールが減った状態です。
自覚症状がなく、心筋梗塞などの動脈硬化性疾患を引き起こすため適切な治療が必要です。

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LDLとHDLのはたらき

画像:LDLとHDLのはたらき

治療

患者さんの背景、リスクに応じて目標値を設定し、生活習慣の改善、食事・運動療法を基本とした治療を行います。

脂質異常症の食事療法

食物繊維を多めに摂り、脂質やコレステロールの多い食品(脂身の多い肉、卵類、バター、チーズなど)を食べる量と頻度を減らすように注意しましょう。

画像:脂質異常症の食事療法

︎糖尿病

画像:脂質異常症について

血液中のブドウ糖の濃度が慢性的に高くなっている状態です。
糖尿病は、初期にはあまり自覚症状を認めません。しかし病状が進行すると、三大合併症の「神経障害」「腎症」「網膜症」をはじめとした様々な合併症を引き起こします。
これらの合併症の発症、増悪を防ぐためには早期からの適切な治療が必要であり、生活習慣の改善や薬剤管理が大切です。

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原因

血液中のブドウ糖は、膵臓から分泌されるインスリンというホルモンによって細胞の中に取り込まれます。
糖尿病は、インスリンが不足したり、働きが悪くなったりすることで、ブドウ糖が細胞内に取り込まれなくなり、血液中のブドウ糖の濃度(血糖値)が高くなった状態です。
糖尿病のほとんどは、遺伝的な因子と、カロリー過多・運動不足などの環境因子が合わさることで発症します。

画像:原因

症状

糖尿病の初期は自覚症状がないことがほとんどですが、進行すると口の渇きや多尿などの症状が現れます。

画像:症状

合併症

病状が進行すると、しびれや痛みなどの「糖尿病性神経障害」、腎不全や透析につながる「糖尿病性腎症」、視力低下や失明の原因となる「糖尿病性網膜症」といった合併症を引き起こします。

画像:合併症

治療

糖尿病治療の基本は食事・運動療法です。
生活習慣の改善のみで十分な効果が得られない時には、並行して薬物療法を行います。薬物療法では内服薬や注射薬を使用して血糖値の管理を行います。

食事療法

  • バランスよく摂りましょう
    エネルギー量が少なく、ビタミン・ミネラル・食物繊維が豊富な食品を積極的に食べましょう。
  • 1日3食摂りましょう
    エネルギー量が同じでも、1食に集中して摂ると血糖の上昇が大きくなります。
    3度の食事の内容は均一になるようにしましょう。
  • アルコール、甘いものは控えましょう
    甘いお菓子は、血糖を急激に上げます。
    また、甘いもの・アルコールは中性脂肪を増やし脂質異常症・動脈硬化の原因にもなります。極力控えましょう。
  • 食物繊維を摂りましょう
    食物繊維は糖の吸収を遅らせ、血糖の上昇を緩やかにします。
    また、コレステロールを減らし、脂肪の吸収を抑える効果もあります。

運動療法

ウォーキングやジョギング、水泳などの運動を日常生活の中に組み入れ、無理のない範囲で継続的に行いましょう。

画像:運動療法

高尿酸血症

画像:高尿酸血症

血液中の尿酸の濃度が高くなっている状態です。よく知られている痛風の他にも、尿路結石や腎障害の原因となります。合併症を防ぐためにも早期からの尿酸値のコントロールが大切です。

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プリン体と尿酸

プリン体は食物全般に含まれており、細胞の新陳代謝やエネルギー代謝に使われます。プリン体が分解されて生じる代謝物が尿酸で、主に尿に溶けて排泄されます。体内での量は一定に保たれていますが、産生と排泄のバランスが崩れて血液中の尿酸値が高くなった状態が高尿酸血症です。

高尿酸血症と痛風

高尿酸血症を放置しておくと結晶化した尿酸が関節などに溜まってしまいます。それを白血球が破壊しようとすることで、炎症と強い痛みを伴う「痛風発作」が引き起こされます。

治療

尿酸値を下げる治療は生活習慣の見直しが中心となりますが、患者さんの状況に応じて薬物療法を追加します。

高尿酸血症の治療指針

画像:高尿酸血症の治療指針

高尿酸血症の食事療法

レバー、魚卵、エビなどのプリン体の多い食品やビールなどのアルコールを控えめにし、バランスのよい食事を心がけましょう。

画像:高尿酸血症の食事療法