検査inspection
胃内視鏡(胃カメラ)Gastroscopy
食道から胃・十二指腸まで観察でき、胃炎やピロリ菌感染の有無を診断し、胃がんの早期発見につなげます。
検査方法
当院の胃内視鏡検査は苦痛の少ない検査を心がけています。
鎮静剤(眠り薬)を前処置として使用し、経鼻対応の細い内視鏡を口から挿入しております。
鼻から内視鏡を挿入する欠点としては、鼻腔の小さい方や鼻中隔湾曲症、慢性鼻炎などがある方では、苦痛を伴ったり鼻腔を傷つけて鼻出血を招いたりすることがあるため、このような検査方法を採用しています。
- 胸やけ、胃痛、胃もたれなどの症状がある
- 黒い便が出る
- 胃がん、ピロリ菌が心配
- 慢性胃炎と言われたことがある
- バリウム検査で異常と言われた
検査の流れ
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予約
- 検査は予約制です。
- 当院で初めて検査をご希望の方は事前に受診をお願いします。
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検査前日
- 検査前日は夜9時までに食事を済ませてください。それ以降はお茶やお水を摂取していただけます。
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検査当日
- 午前の診療時間前(8時~9時)に検査を行います。
- 胃の中の泡を減らす水を飲んでいただき、のどの麻酔を行います。鎮静をご希望の方は鎮静薬を注射します。
- 検査は10分程で終了します。
- 検査後、鎮静薬が覚めるまでベッドでお休みいただきます。
- 検査結果は当日診察室にてご説明します。生検を行った場合は後日に生検結果をお話しします。
ピロリ菌検査・治療Helicobacter pylori
当院ではピロリ菌検査・治療を行っています。
ピロリ菌は胃潰瘍や胃がんの原因とされています。ピロリ菌除菌をすることでそれらの発症リスクを減らすことができます。
検査
胃内視鏡検査でピロリ菌の感染を疑う場合に検査を行わせていただきます。
名古屋市にお住まいの20歳以上39歳以下の方(年度末時点の年齢)は採血でのピロリ抗体検査を無料で行うことができます。
治療
ピロリ菌の感染がある場合には除菌治療をお勧めしております。
3種類の薬を1週間内服していただき、治療後に呼気試験で除菌ができたかを確認します。
超音波検査Ultrasonography
超音波(エコー)により体内の臓器を観察します。
放射線被ばくや痛みがなく、からだに優しい検査です。
当院では主に肝臓、胆嚢、膵臓、腎臓などのお腹の臓器を観察する検査を行っております。症状の原因を探したり、病気の定期的な経過観察をしたりします。
検査は基本的に予約制です。腹部超音波検査では、当日の朝は絶食としていただきます。
- 脂肪肝
- 慢性肝炎、肝硬変
- 胆石
- 胆のうポリープ
- 膵のう胞
- 腎結石 など